【短編小説】起承転結
第1章 = 起 =
A「どうしたの?途方にくれたような顔をして」
B「ん?あー、あのさ、さっき起承転結って言葉を聞いたんだよね。なにそれ?教えてよ」
A「構わないけど・・」
B「うっしゃー」
第2章 = 承 =
A「えっと、まずは起。これは物語の出だしで、主に登場人物とか、何が起こるのかとか、何が起きたのかとか、その背景とかの概略が説明される部分だよ」
B「うん、うん」
A「起には立ち上げるって意味があるじゃん」
B「うん、うん」
A「次は承ね。えっと、承には受け継ぐって意味があるでしょ。なので、起で始まった物語や設定を受け継いでストーリーを進めていく部分」
B「ふむ、ふむ」
A「物語にもよるけど、色々なサイドストーリーが入ったり、あとで回収されるべき伏線が張られたりもするかも。ストーリーを色濃くしていきながら、主人公や登場人物が目的に向かっていく部分だよ」
B「なる、なる」
A「それから次は転だけど・・」
B「うん、うん」
A「てかさ、自分で考えれば!?」
B「えっ!!!?」
A「いつも人に聞いてばっかだよね。自分では何も調べようとしないじゃん」
B「えー!!?そんな!!!」
第4章 = 結 =
A「みたいなのが転だよ」
B「え?」
A「予想外のことが起きたり、大きな問題が起きたり、今までとは様相がガラッと変わったりして物語に変化を与えるんだ。転だから動きがある。クライマックスもここにくることが多いんじゃないかな」
B「うっはー」
A「で、その後どうなったのかを描いたり余韻を残したりしながら物語が終わっていく。この部分が結」
B「結は結びだね」
A「そう」
B「うん、わかった。あとは自分で調べてみるよ。ありがとう」
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